4U WORLDのパキスタンでの活動内容について

なぜパキスタン?

パキスタンはインドの西側に位置する南アジアの国のひとつです。 パキスタンとバングラデシュ、そしてインドは60年程前までひとつの国でした。時間とともに歴史が刻まれ、いまは別々の国として存在しています。

パキスタンの西にはイランやアフガニスタン、また北には新疆ウイグル自治区があります。パキスタンはイスラムの影響を多大に受けている中近東の国々や、ムガル帝国時代の歴史を共有する南アジアの国々、また中国への玄関口として存在します。パキスタンの平和と近隣の国々の平和は連動すると捉えることもできます。

言葉はウルドゥー語が国語、英語が公用語です。話し言葉はヒンディー語と非常に似ています。文字はアラビア文字を使います。

国土の面積は日本の約2倍。その中で生活している人々は約1億8000万人(日本の約1.3倍)と言われています。ですが、その人口のうち、1日US$2ドル以下で生活する人々は73.6% (World Development Indicators (2002年))だと言われています。

また、識字率は57% (Wikipedia (2009))であり、パキスタンで生活する約5000万の人々は文字の読み書きができません。その2/3は女性であり、2500万人以上の子どもたちは学校に通えていません。

パキスタンは2050年までには人口第3位の国になると言われています(現在第6位- 1億8000万人)。どんどん子どもたちの数が増えていっています。

そこで私たちは、パキスタンが平和であり、経済発展も著しく、その中に日本の企業も入り、ビジネスも盛んにできる状態にしたいと考えています。観光客もパキスタンに増えていくくらい、パキスタンが平和で魅力的な国として知られるようにしたいと考えています。共に関わりを持つ事により、両方にとって気持ちのよい関係になれることを願っています。そのための活動を行っております。

まず、私たちがフェーズ①として取り組む活動は、子どもたちと女性の能力向上プログラムです。
子どもたちと毎日多く時間を過ごしている女性が頼りなくては、個人や家族、地域社会や国の発展はありません。また、子どもたちが物事を解決し、進めて行く能力を身につけることができなければ、彼らに明るい将来はありません。


4U WORLDのフェーズ①の活動は?

■ パキスタンの都会の外れに住む子どもたちの学校運営
■ パキスタンの村に住む女性たちの居場所+職業訓練プログラムの運営


都会の外れに住む子どもたちの学校運営とは?

都会の外れに住む子どもたちの学校運営とは?

パキスタンでは小学校の時点で義務教育ではありません。親には子どもたちを学校へ連れて行く義務はありません。また、小学校から義務教育でないということは、公立の学校が誰のために存在するかと言えば、そこで仕事をする人たちが給与を得るためにあるようなものです。ほとんどの場合、そこでは子どもたちにとって意味のある教育は実施されていません。

パキスタン現地の提携NGOであるエイブル・シティズンズ (前身:NGOパキスタン・ボランティア・アシスト・ファンデーション)は、このような地道な努力をし続けている団体です。4U WORLDも、現地の提携NGOのエイブル・シティズンズには役員として入っています。

学校に行っていない子どもたちをエイブル・シティズンズの学校に連れてくるために、教師や運営スタッフが以下のようなことをし続けています。
→ 子どもたちの親が子どもたちを学校に連れていけるように親を説得
→ 校舎の整備
→ 教師のトレーニング・教育の質の向上のためのセミナー開催
→ しくみ作り (子どもたちにお手伝い(掃除など)をしてもらうことによって少しおこづかいをあげるなどして、子どもを働かせている親たちに子どもを学校に連れてきやすいようにアプローチ)

■ コラボレーション団体
NGOエイブル・シティズンズ

■ 活動場所は?
パキスタン最大の商業都市であるカラチの貧困層(1日の収入:200円以下から500円位の収入のある層)の住むエリアで行っています。

■ 目的達成のためにやっていること
→ 寄付金の募集
→ 講演会・イベント開催
→ 現地へ渡航して活動

パキスタンの都会の外れに住む子どもたちの学校運営とは?

パキスタンの村に住む女性たちの居場所+職業訓練プログラムの運営とは?

パキスタンの村に住む女性たちの居場所+職業訓練プログラムの運営とは?

パキスタンの女性たちも、私たちと同じように生き甲斐を持って生きていきたいと考えています。特に村では、女性の意見は軽視されています。彼女たちにも、もちろん意見や意気込みがあります。例えば子どものしつけなどについて意見がありますが、女性を軽視する文化が根付いているため、彼女たちの意見は無視されてしまいがちです。そういう彼女たちは、「生きている感じがしない、自分の意見で物事を判断して取り組んでいきたい」と言います。毎日旦那さんやお父さん、お母さん、お兄さんの機嫌や意見に左右される毎日。まず、「自分たちでお金をつくりだして、それで自分の趣味趣向や意見でお金を使って、物事を選んでいきたい」と意気込んでいます。

そういう考えがまとまってきたのも、溜まり場である施設を私たちが6年間の間で作ってきたからです。この居場所としての施設は、その場所に通う女性たちが前向きな話し合いができる場所です。彼女たちは、ここで様々なことがらの解決に向けて一歩づつ進んでいます。

この施設のある場所はパキスタンのファイサラーバードという都市です。ファイサラーバードといえば繊維産業、特に刺繍の技術が有名です。ここの施設の女性たちは、刺繍の技術を使って、様々なシーンで使えるグリーティングカードを生産しています。それを主にアメリカで販売し、その売り上げを100%利益として生産者である女性たちに還元しています。そしてその女性たちが教師を雇い、施設に係る設備費用・その他を支払います。

まだまだこの居場所+職業訓練プログラムを運営するにあたっての仕組み作りが十分でありません。そこで4U WORLDは、その運営の一部始終を司会進行し、またアメリカの支援チームとパキスタン現地のチームとのコミュニケーションが円滑であり、公正なものであるよう、モニタイングを行います。コミュニケーションツールの設計、データ化などの仕組みを整え、4U WORLDの提携NGOであるエイブル・シティズンズから人材派遣をし、刺繍の技術の向上、教師の授業の質の向上のためのトレーニング、プロダクトの提案などを行います。パキスタン・アメリカ・日本と国際的にインターネットを通じて関わるにあたり、嘘の無い仕組み作りを完備し、運営に関わる全ての人たちが同じ情報を共有でき、確実な計画と実行力を持ちながら、現地女性の自発的な能力の開花に努めます。

■ 活動場所は?
パキスタンの主要産業の一つである繊維産業がさかんな地であるファイサラーバードの農村部の貧困層(1日の収入:200円以下から500円位の収入のある層)の住むエリアで行っています。

■ コラボレーション団体
NGOエイブル・シティズンズ & NGOリトル・ワールド・コミュニティー・オーガニゼーション



パキスタンの村に住む女性たちの居場所+職業訓練プログラムの運営とは?

【パキスタンの文字の読み書きができなかった人達の生の声】

私はジャミーラ。結婚していて子どもが4人います。最初この学校にきた時、私は読み書きすることができなかったのです。しかし、現在私は読み書きすることができるのでとても満足しています。先生達は裁縫も私達に教えてくれています。 とても良い方法で教えています。この学校によって私の人生は変えられたのです。私がこの学校のことを知らなかったら、私が現在学んでいるそれほど多くのよ いことを学ぶことができなかったのだろうと感じます。私は先生達にとても感謝しています。

私の名前はサイマ。20才です。私がこの学校に通う前は、私は自分の名前を書くことさえできなくて。でも、今は私の名前を書ける。いつも支えてくれている私の先生達に感謝しています。

私の名前はサイマ。20才です。私がこの学校に通う前は、私は自分の名前を書くことさえできなくて。でも、今は私の名前を書ける。いつも支えてくれている私の先生達に感謝しています。

私の名前はサイラ ムフタール、私がこの学校に来た日から、私の人生は変わりました。何も読み書きすることができなかったんです。だけれど、私がこの学校に参加できるようになってから、私は多くのことを学んでいます。今私は書くことができて、読むことができる。この学校は幸せを与えてくれています。先生達は非常にうまく教えています。私は先生達と、その先生達がこの学校を運営するのを助けている人達すべてに感謝したいです。